連載 運動療法に活かすための神経生理(学)・第1回【新連載】
ストレッチと筋の随意収縮後のリラクセーションが筋にもたらす神経生理学的機序の違いは?
原田 恭宏
1
,
森下 勝行
1
Yasuhiro HARADA
1
,
Katsuyuki MORISHITA
1
1城西国際大学福祉総合学部理学療法学科
pp.817-823
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203524
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はじめに
筋の柔軟性低下は関節運動を制限することから,理学療法を進めるにあたって問題となることが多い.筋の柔軟性低下を改善する直接的アプローチには,当該筋のストレッチや随意収縮後のリラクセーションなどがある.
本稿では,ストレッチと筋の随意収縮後のリラクセーションの効果についてまとめるとともに,それぞれの神経生理学的機序の違いについて解説する.また,柔軟性改善後の筋力の変化についても解説する.
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