Japanese
English
報告
超音波診断装置を用いた健常成人における膝関節屈曲伸展運動に伴う脛骨神経の動態観察
Observation of tibial nerve dynamics associated with knee flexion and extension movement in healthy adults using ultrasonography
田中 紀輝
1
,
古田 亮介
1
,
古田 誠也
1
,
佐々木 達也
1
,
岸田 敏嗣
2
,
吉田 眞一
3
Noriki TANAKA
1
,
Ryosuke FURUTA
1
,
Seiya FURUTA
1
,
Tatsuya SASAKI
1
,
Toshitsugu KISHIDA
2
,
Shinichi YOSHIDA
3
1よしだ整形外科クリニックリハビリテーション科
2運動器機能解剖学研究所
3よしだ整形外科クリニック整形外科
キーワード:
超音波診断装置
,
脛骨神経
,
動態観察
Keyword:
超音波診断装置
,
脛骨神経
,
動態観察
pp.609-613
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203467
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要旨 【目的】健常成人を対象に,超音波診断装置を用いて膝関節屈曲伸展時における脛骨神経の短軸動態を明らかにする.【対象・方法】対象は膝関節に症状のない健常成人12名12肢とし,腹臥位にて大腿骨顆部より近位に位置する大腿骨後面の脛骨神経を描出した.その後,大腿骨後面から脛骨神経下端までの距離を計測し,膝関節屈曲0°,45°,90°にてそれぞれで比較した.【結果】各肢位における大腿骨後面から脛骨神経下端までの距離は,45〜90°にかけて膝関節屈曲角度の増加に伴い減少した.【考察】膝関節屈曲角度の増加に伴う大腿骨後面から脛骨神経下端までの距離の減少は,脛骨神経自体の張力の低下と周囲組織の緊張の変化に伴い生じたと考えた.
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