Japanese
English
臨床経験
肩関節下垂位外旋動作における肩関節上方組織の伸長性評価—超音波診断装置による検討
Extensible Evaluation of the Shoulder Upper Part in the External Rotation:Examination with the Ultrasound
伊藤 創
1,2
,
葉 清規
1
,
室伏 祐介
3
,
松田 陽子
1
,
川上 照彦
2
Hajime ITO
1,2
,
Kiyonori YO
1
,
Yusuke MUROFUSHI
3
,
Yoko MATSUDA
1
,
Teruhiko KAWAKAMI
2
1医療法人社団おると会浜脇整形外科リハビリセンターリハビリテーション科
2吉備国際大学大学院保健科学研究科
3東都大学幕張ヒューマンケア学部 理学療法学科
1Department of Rehabilitation, Hamawaki Orthopaedic Clinic
2Kibi International University, Graduate School of Health Sciences Studies
3Tohto University, Makuhari Human Care Department
キーワード:
肩関節上方組織
,
shoulder upper part
,
超音波診断装置
,
ultrasound
,
肩関節下垂位外旋
,
external rotation
Keyword:
肩関節上方組織
,
shoulder upper part
,
超音波診断装置
,
ultrasound
,
肩関節下垂位外旋
,
external rotation
pp.283-286
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201624
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
背景:肩関節上方組織の伸長性と外旋可動域は関連があるとされているが,客観的指標を用いて評価を行った報告はない.本研究の目的は,肩関節上方組織の伸長性を評価することで,外旋制限の要因特定,治療効果判定の指標とすることである.
対象と方法:対象は健常成人とし,超音波診断装置を用い,中間位・外旋位での上方組織計測の信頼性および伸長性の差を検討した.
結果:中間位,外旋位での上方組織の長さ,厚さの計測は,高い信頼性が得られ,外旋動作で上方組織の長さは有意に増加した.
まとめ:外旋動作では肩関節上方組織の長さのみ増加した.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.