連載 臨床実習サブノート 臨床実習で技術のステップアップをめざそう・第8回
治療技術② 筋力増強運動,全身持久運動
佐藤 久友
1
,
佐浦 隆一
1,2
Hisatomo SATO
1
,
Ryuichi SAURA
1,2
1大阪医科薬科大学病院リハビリテーション科
2大阪医科薬科大学医学部総合医学講座リハビリテーション医学教室
pp.1361-1366
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203258
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はじめに
日本理学療法士協会が発行する「臨床実習教育の手引き 第6版」1)では,筋力増強運動と全身持久運動は基本技術水準Ⅰの「指導者の直接監視下で実習生により実施されるべき項目」に相当し,理学療法士として多くの疾患や障害に適用される基本的な治療法です.実習生にとって,病院や施設での実習は,実際に患者を目の前にして,指導者から基礎的な態度・知識・技能を学ぶことのできる大切な時間です.本稿では,筋力増強運動と全身持久運動について,「見学」,「協同参加」,「実施」場面での取り組み方の勘所を述べていきます.
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