書評
—笹原 潤,宮武和馬(編)—「臨床整形超音波学」
福井 勉
1
1文京学院大学
pp.445
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551203020
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序文にもあるが,本書は若手整形外科医を中心に執筆されている.まだ新しい技術とも言える超音波を利用した診断や治療が千万無量に書かれている書籍である.また,超音波を共通言語として理学療法士とタッグを組むと記載されている,今までにはない書籍である.
章の構成は「1.はじめの1歩」,「2.ネクストステップ」,「3.新たな技法」,「4.マスターへの道」,「5.PTに学ぶ身体所見」,「6.理学療法における超音波の活用法」となっている.どの章もインパクトが強いが,4章で語られる「神経の攻めかた」などは,整形外科医はもとより理学療法士にも深く参考になると考えられる.
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