Japanese
English
報告
速さ-正確性トレードオフを示す運動調整課題データを統合的に分析する方法の検討
Comprehensive analysis method for motor control task data showing speed-accuracy tradeoff
平井 達也
1,2
,
室谷 健太
3
,
石川 康伸
4
,
吉元 勇輝
5
,
若月 勇輝
6,7
,
青山 満喜
8
Tatsuya HIRAI
1,2
,
Kenta MUROTANI
3
,
Yasunobu ISHIKAWA
4
,
Yuuki YOSHIMOTO
5
,
Yuuki WAKATSUKI
6,7
,
Maki AOYAMA
8
1医療法人愛仁会名春中央病院リハビリテーション科
2ユースタイルラボラトリー株式会社土屋訪問介護事業所
3久留米大学バイオ統計センター
4医療法人田中会西尾病院リハビリテーション室
5医療法人和光会介護老人保健施設清風苑リハビリテーション室
6医療法人和光会川島病院リハビリテーション部
7医療法人和光会メディカル/リハビリテーション晴風
8常葉大学保健医療学部理学療法学科
キーワード:
速さ-正確性トレードオフ
,
運動調整能力
,
高齢者
Keyword:
速さ-正確性トレードオフ
,
運動調整能力
,
高齢者
pp.235-239
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202958
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要旨 【研究の目的】速さ-正確性のトレードオフを示す下肢運動調整課題のデータを統合的に分析する方法を検討することであった.【対象と方法】若年群20名,中年群20名,高齢群58名を対象とし,高齢群を非転倒群46名,転倒群12名に分類した.PC画面上の円図形を下肢でトレースする課題実施時の運動時間と目標線からの逸脱面積を算出した.対象者ごとに運動時間と逸脱面積をZスコア化した後,主成分分析により第1主成分スコアを算出した.第1主成分スコアを従属変数,年齢と転倒の有無を独立変数とした分散分析を行った.【結果】年齢要因および転倒要因の有意な主効果が認められた(すべてp<0.05).【結論】本研究の結果は,トレードオフを示す運動調整課題データを主成分分析により統合することで,加齢と転倒の影響を表現できることを示唆する.
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