連載 診療参加型臨床実習・第11回
グローバル・先端技術医療での新たな診療参加型臨床実習の展望
亀田 佳一
1
Yoshikazu KAMEDA
1
1北原国際病院
pp.1258-1261
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202495
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
診療参加型臨床実習の導入は,社会や疾病構造,教育体系の変化に併せて,これからの社会で求められる理学療法士をどのように教育するかをゼロから考えなおすよい機会であろう.本邦に理学療法が導入された1963年から著しく進んだ高齢化により変化した社会構造や,information technology(IT)/artificial intelligence(AI)など臨床場面への導入が期待される先端技術の発展に合わせて,理学療法も変革すべき時期にきている.
2020年から続いている新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease:COVID-19)禍は,皮肉にも理学療法の提供や教育にITを導入する機会となった.今後もIT/AIを活用した技術の加速は経済合理性を考えれば必然である.学生だけでなく,指導する理学療法士にも変革に振り落とされない準備が必要である.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.