特集 移動—理学療法からみた学際的探求
移動知—生物の適応的運動/行動のメカニズム
淺間 一
1,2
Hajime ASAMA
1,2
1東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻
2東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター
キーワード:
移動知
,
適応的運動/行動
,
生工連携
,
構成論的アプローチ
,
生体システムモデル
Keyword:
移動知
,
適応的運動/行動
,
生工連携
,
構成論的アプローチ
,
生体システムモデル
pp.739-745
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202361
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Point
●ヒトを含め,動物などの生物の適応的運動/行動は,認知主体の能動的移動によって生じる身体・脳・環境の相互作用に基づき生成される
●移動知研究では,生工連携による構成論的アプローチによって適応的運動/行動生成のメカニズムを明らかにする
●「バランスの力学」が移動知の1つの基盤であり,身体運動や対面コミュニケーション・物理的相互作用の減少は,健康上のリスクとなり得る
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