特集 薬と運動療法
呼吸器疾患—薬物療法とリハビリテーション
新貝 和也
1
,
神津 玲
1
Kazuya SHINGAI
1
,
Ryo KOZU
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科理学療法学分野
キーワード:
呼吸器疾患
,
気管支拡張薬
,
ステロイド
,
鎮痛・鎮静薬
Keyword:
呼吸器疾患
,
気管支拡張薬
,
ステロイド
,
鎮痛・鎮静薬
pp.167-173
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201798
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Point
●慢性閉塞性肺疾患における気管支拡張薬は,運動療法との相乗効果を認め,適切に使用することで呼吸リハビリテーション効果の底上げが可能である
●ステロイド薬は強い抗炎症作用を有し,治療効果が高い反面,副作用が多いため,易感染性に留意し,早期より運動療法を実施して筋力低下の予防を図ることが重要である
●急性呼吸器疾患では,全身管理としての薬物療法が中心となり,その特性を理解したうえで全身状態を把握し,多職種と協力したリハビリテーション介入が必要である
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