学会印象記
—第35回日本義肢装具学会学術大会—「ネクストステージ」に理学療法士はついていけるか
小原 謙一
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1川崎医療福祉大学リハビリテーション学部
pp.1010
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201691
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●「ネクストステージ」についていけるか
第35回日本義肢装具学会学術大会が,「挑戦・融合・革新—義肢装具のネクストステージ」というテーマのもとに杜の都仙台にて開催された.ここ数年の学術大会ではリハビリテーションロボット(以下,リハロボ)に関する講演,シンポジウム,一般演題が増えてきていたが,その効果のメカニズムの検証は不足している感が否めないものであった.本学術大会においても,リハロボに関する演題が目立っていたが,その内容はこれまでと異なり,明確にメカニズムを示し,より実践的なものへと変わってきている印象を受けた.テーマにある「ネクストステージ」へ到達しつつあることを強く感じさせる学術大会であった.われわれ理学療法士もこの進歩とともに,「ネクストステージ」へと進まなければならない.
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