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編集後記
吉尾 雅春
pp.92
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201104
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新年,明けましておめでとうございます.今年もより充実した内容の編集を心がけてまいりますので,変わらずご愛読くださいますよう,よろしくお願いいたします.
今年から日本理学療法士学会は各分科学会が独立して学術大会を開催しますが,侃々諤々(かんかんがくがく),大いに議論を進め,真理を探究していかなければなりません.それが学会に課せられた義務です.戌年だからといって喧々囂々(けんけんごうごう)はいただけません.これは各自勝手に発言し,ただやかましいだけの状態を言います.ただうるさいだけの犬では困ります.ちょっとややこしいですが,喧々諤々(けんけんがくがく)と表現する人もいますが,これは誤りですから注意しましょう.理学療法の世界に定義のない言語が多数存在し,しかも臨床活動の中心部分でその使用が横行していることと重なります.そのような世界に科学の発展はありません.
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