甃のうへ・第49回
縁
齋藤 悟子
1
1東北大学病院リハビリテーション部
pp.691
発行日 2017年8月15日
Published Date 2017/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200945
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理学療法士をめざした理由と,現在の理学療法士としての目標は,大きく変容しました.養成校における縁,臨床実習における縁,それぞれが現在の就職先をめざすきっかけとなりました.そして,社会人となってからの縁により現在に至ります.
就職のための面接で「忍耐があるか」と尋ねられ,「あります」と返答したのは10年以上前になります.よく言えば「忍耐のある人間」,悪く言えば「頑固者」だったのでしょう.ここまで続けることができたのも,この性格によるものかもしれません.現在の私は,新生児および小児の理学療法に携わっています.自分がここまで新生児および小児の理学療法をめざすとは,理学療法士をめざしたころの10代の私には考えられないことでしょう.
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