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書評 —Oliver Ludwig●著/月城慶一,ハーゲン愛美●訳—「実践にいかす歩行分析—明日から使える観察・計測のポイント」
山本 澄子
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1国際医療福祉大学・福祉支援工学
pp.300
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200835
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現在,歩行分析に関連する多くの書籍のうち,国内で最も販売実績があるのは『観察による歩行分析』(医学書院,2005年)であろう.評者が行っている医療関係者を対象とした講習会では,参加者が講習会にこの本を持参されることが多い.評者はこの本の訳を担当した関係でサインを頼まれることがあるが,ほとんどの場合に持参された本が使い込まれていることに驚いている.『観察による歩行分析』は購入しただけでなく,実際に活用されている本なのだと実感する.
今回紹介する『実践にいかす歩行分析』は,『観察による歩行分析』の次のステップに読まれるべき書籍である.原著者はドイツ人の生物学博士であり,整形外科靴技術の臨床応用と技術開発に取り組んでこられたOliver Ludwig氏,訳者は『観察による歩行分析』の訳で中心的役割を果たされた月城慶一氏と,多くのドイツ語の専門資料翻訳の経験をお持ちのハーゲン愛美氏である.
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