特集 急性期からの理学療法
医師にとっての急性期—専門科別急性期の概念と医師が重要視すること
1.脳梗塞
金塚 陽一
1
,
山口 滋紀
1
Yoichi Kanatsuka
1
1横浜市立市民病院神経内科
キーワード:
脳梗塞
,
National Institute of Health Stroke Scale(NIHSS)
,
recombinant tissue plasminogen activator(rt-PA)
,
branch atheromatous disease(BAD)
Keyword:
脳梗塞
,
National Institute of Health Stroke Scale(NIHSS)
,
recombinant tissue plasminogen activator(rt-PA)
,
branch atheromatous disease(BAD)
pp.505-508
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200230
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はじめに
脳梗塞は,本邦では脳血管疾患の約75%を占め1),2013年度には約7万人が死亡している.脳血管疾患は,運動障害などのため,2010年度の介護を要する疾患の第1位となっており,死亡,または介護を要する後遺症を呈するなど,生活に大きな影響を及ぼす疾患である.発症直後から1〜2週間ごろまでは不安定であり,この急性期の時期には薬物治療による症状の安定が目標となる.本稿では,急性期脳梗塞治療のために重視すべきことについて解説する.
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