特集 大規模災害の支援・防災活動—大震災からの学び
座談会:大規模自然災害への支援・防災活動
鶴見 隆正
1
,
坪田 朋子
2
,
金野 千津
3
,
安部 ちひろ
4
1湘南医療大学保健医療学部リハビリテーション学科
2一般社団法人宮城県理学療士会災害支援対策委員会
3医療法人勝久会大船渡南地区サポートセンター「鴎」
4一般財団法人訪問リハビリテーション振興財団浜通り訪問リハビリステーション
pp.253-263
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200154
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鶴見 2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う巨大津波によって,東北地方ならびに関東地方の太平洋側の広域に甚大な被害がもたらされました.最近の公式発表では死者・行方不明者が1万8,490人にのぼっています.また,福島第一原子力発電所では炉心溶融や建屋爆発事故などが起き,放射性物質が飛散して深刻な状態に陥りました.
震災発生直後には,消防,警察,自衛隊,あるいは災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team:DMAT)をはじめとする医療機関や各団体,行政が一体となって救命救助活動を行い,日本理学療法士協会においても宮城県理学療法士会(以下,宮城県士会),岩手県理学療法士会,福島県理学療法士会と連携しながら支援体制を立ち上げたことは記憶に新しいところです.
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