連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第15回
[座談会]災害と医療施設
山本 保博
1
,
新道 幸恵
2
,
長澤 泰
3
,
河口 豊
4
1日本医科大学千葉北総病院
2神戸大学医学部保健学科
3東京大学工学部建築学科
4国立医療・病院管理研究所施設研究部
pp.74-80
発行日 1996年1月1日
Published Date 1996/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901706
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
河口 本日はお忙しい中をお集まりいただきましてありがとうございました.昨年1月に阪神・淡路大震災が起きたわけですが,1年後ということで,今一度教訓を整理し,我々医療に直接・間接に関わる者としてきちんと記録をする意味で座談会を開かせていただきたきます.
今までのいろいろな経験ですと,震度5ぐらいですと医療施設などはそう大きな被害を受けてはきませんでした.今度のように震度6ないし7のような烈震,激震になりますと,医療施設自体もかなり被害を受けました.本日はそういったときを想定して話を進めてまいりたいと思います.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.