ひろば
新人の立場から実習生を見て感じたこと
西尾 奈美
1
1医療法人康仁会西の京病院リハビリテーション科
pp.731
発行日 2001年10月15日
Published Date 2001/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105899
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私はこの春,無事国家試験に合格し,晴れて理学療法士になることができた.思えば養成校に入学してからの3年間,この時をどれほど待ち望んでいたことか.実際理学療法士として働いてみてはや半年が経過したが,学生の時に思い描いていた理学療法士には程遠いのが現状である.
そんななか,私の勤めている施設にも6月から学生さんが実習に来ている.ついこの間まで学生であったのに,今では学生さんから“先生”と呼ばれる立場になってしまった.しかも,その学生さんは私より年上なのだ.私は高校卒業後すぐ養成校に入ったので,私より年上という学生もよくいる.事実,同級生も自分より年上の方が半数ぐらいを占めていた.そのような学生さんに“先生”と呼ばれ,敬語で話されているのだ.
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