特集 公的介護保険
介護保険下の民間施設における理学療法士の役割
平岩 和美
1
,
畑野 栄治
2
Hiraiwa Kazumi
1
1医療法人社団長寿会老人保健施設せのがわ
2はたのリハビリ整形外科
pp.111-117
発行日 2001年2月15日
Published Date 2001/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105744
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平成12年4月にスタートした介護保険のケアマネジメントのなかにある問題指向型・目標指向型アプローチは元来,理学療法士が得意とするところである.そこでは,我々理学療法士にどのような役割が求められているのだろうか.どんなところに理学療法士の視点を活かしたらよいのであろうか.筆者は現在,広島市東部にある老人保健施設(以下,老健施設)に勤務している理学療法士であり,ケアマネージャーでもある.
当医療法人は地域リハビリテーション(以下,地域リハ)に取り組んでおり,訪問看護ステーション,通所リハビリテーション(以下,通所リハ),通所介護,訪問介護,在宅介護支援センター居宅介護支援事業所,有床診療所などから構成されているが,平成4年の開設時から取り組んできた実践のなかから,介護保険下の民間施設における理学療法士の役割について提言したい.
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