プログレス
脚延長術術後における理学療法の進歩
高橋 雅人
1
1東京大学医学部附属病院整形外科理学療法室
pp.72-76
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105736
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はじめに
本邦で,創外固定器を用い,仮骨延長法による四肢延長術が行われるようになって十数年が経過した.当初は骨をいかに作るか,延長量はどれだけ得られるかなど骨形成が注目されていた.しかしその後,最大延長量を最終的に決定するのは軟部組織である1)といわれるようになり,軟部組織延長の重要性が指摘されている.本稿では,軟部組織延長に対する最近の考え方と,下腿延長術の理学療法を進めるにあたっての視点を提供したい.
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