TREASURE HUNTING
理学療法の理念を行政施策へ―半田昭子さん(北九州市保健福祉局地域福祉部障害福祉課)
編集室
pp.197
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105512
- 有料閲覧
- 文献概要
いよいよ介護保険制度がスタート.介護認定など基本的な部分で未だに様々な議論が続いているが,行政に身をおく理学療法士にとってはこれからが正念場,暫く慌ただしい毎日が続くことになるだろう,換言すれば,新しい局面での理学療法の真価が問われるということに他ならず,職域の広がりに的確に対応していくことが望まれよう.
今月ご登場いただいた半田昭子さんが北九州市役所(更生相談所)に入職したのは昭和49年,同市の理学療法士としては草分け的存在といえそうだ.よく耳にする話だが,入職当初はPTという言葉が全く通じず,現在の職場である障害福祉課に対しても「リハビリとは」から始まって,理学療法と作業療法の違いを説明しなければならなかったという.だからこそ,若い理学療法士の皆さんには,先輩方のご苦労に想いを馳せて新天地を切り拓いていって欲しいという期待の声が高まるのも宜なるかな,なのである.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.