講座 臨床をいかす動作分析・1
臨床における動作分析の進め方/[付]卒前教育からみた動作分析の困難さ
吉田 剛
1
,
臼田 滋
2
,
内山 靖
2
Yoshida Tsuyoshi
1
1本島総合病院リハビリテーション科
2群馬大学医学部保健学科理学療法学専攻
pp.39-45
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105471
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はじめに
近年,理学療法の効果判定をめぐる議論が盛んである.そのために根拠のある治療の必要性が提唱され,動作分析の位置づけも検査・測定の一項目としての存在から,治療を展開するうえでの中心的な存在に変化してきている.
しかし,臨床においてどのように動作分析を進め,記録として表現するかについては大変に難しく,標準化されるまでにまだ多くの議論が必要である.本稿では,これまでの動作分析の現状を踏まえたうえで,臨床の立場から1つの方向性を提示してみたい.
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