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プラスチック短下肢装具の足継手―継手の動向と各継手の特徴
早川 康之
1
1早稲田医療専門学校義肢装具学科
pp.620-621
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105118
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近年,国内外を問わず継手付きのプラスチック短下肢装具が盛んに用いられている.我が国においては,その研究は1970年代から始まっており,様々な継手付き短下肢装具のデザインが発表されている.
これらの装具は,後方支柱タイプのプラスチック短下肢装具より,生理足関節の動きに近づけることが可能であり,動きによる生体とのずれは少ない.このため,歩行中の足関節の可動域が大きい装着者にとっては,装具と生体下腿部とのずれが生じにくく,違和感を軽減することができる.また近年では,市販の足継手の入手も可能となり,継手付きプラスチック短下肢装具の普及の一因ともなっている.
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