Q & A
Barthel Indexの配点法について
高岡 徹
1
1国立長寿医療研究センター老人ケア研究部リハビリテーション研究室
pp.606
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105114
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Q Barthel Indexの配点法は日本では5点刻み,10項目のものが一般的なように思うが,1979年の改訂版では15項目で,項目により7点など,5点刻みでない点数が付けられるようになっている.国際的にはどちらが一般的なのでしょうか.どちらも100点満点なので,論文によってどちらを用いているのか分からないこともありますが……(F生/北海道)
A まず結論から述べさせて頂くと,私が調べ得た範囲では,Barthel Index(以下BI)のどの配点法が国際的に最もよく用いられているのかは不明でした.ご質問の「1979年の改訂版」はGrangerら1)のものと思われます.しかし正確には,原法であるMahoney & Barthel2)らが変更したものではないので,改訂版ではなく変法というべきであると考えます.その後Grangerは,更に一部の配点を変更したBIを紹介しています3).またWadeら4)は,1988年に20点満点の変法を示しました.原法を含めたこの三者のBIが一般的に使用されているものです.
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