プログレス
PNFテクニックのスポーツ障害への応用―最近の考え方
市川 繁之
1
1国際PNF協会公認アシスタントインストラクター
pp.66-67
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104998
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「スポーツのPNF」というと,PNFテクニックのなかにもまた別のアプローチがあるように思われがちだが,筆者はリハビリテーションの患者も整形外科,スポーツ障害の患者もアプローチの基本的考え方は同じであると思っている.当然,目標とするゴール,治療の量,質などは患者によって異なるわけだが,基本的なPNFの考え方,アプローチの仕方などは同じである.しかしセラピストは,患者によって様々な能力を要求される.患者によって治療やプログラムが異なるわけで,その質を見極め,それに見合った量を引き出し,そして促進させなければならないのである.特に,スポーツ選手でもレベルが高くなればなるほどそれ相応の動きを要求される.当然,能力も高く,セラピストがその反応に対応できなければ運動パターンは強化されない.ハイレベルのスポーツ選手に対する場合,セラピストもボディメカニックとセンスを必要とされるわけである.
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