特集 理学療法の展望
21世紀の理学療法―私はこう考える
在宅療養生活を支えるPT達は
湯元 均
1
Yumoto Hitoshi
1
1時計台病院リハビリテーション部
pp.895-896
発行日 1996年12月15日
Published Date 1996/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104928
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ここは,西暦20◇△年の人口20万人に満たない地方都市です.この時代は通信網が発達しており,自宅のパソコンを通して毎朝,職場からの事務連絡と業務予定をメール交換して,夕方職場へ電子メールで業務報告するだけで,職場へ出勤するのは月に数回程度というのが,この時代の外勤社員の平均像ですここで,皆さんと一緒にこの時代の地域で活躍しているPTの姿をちょっと覗いてみましょう.
I氏は,大学で地域医療活動を専攻し,3年間リハ専門病院で臨床を経験した後,在宅療養者専門のPTとして開業権を取得し,訪問活動を実施している.I氏のオフィスは(といってもデスク1つと電話機能を持つパソコン1台だけであるが),住宅街に立地しているマンションの一室に住居兼用で使用している.
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