グラフレポート
在宅療養を支える地域の援助と訪問看護
榎並 和子
1
,
高見 三代子
1
,
堀川 楊
2
,
窪田 チヨ
3
,
岩下 守
1新潟市社会事業協会信楽園病院地域医療部・継続医療室
2新潟市社会事業協会信楽園病院神経内科
3新潟市社会事業協会信楽園病院
pp.294-299
発行日 1982年3月1日
Published Date 1982/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919497
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はじめに
新潟市西部に位置する当院は50年の歴史をもち,現在ベット数320床の慢性疾患病院として発展してきた.1978年7月より‘継続医療室’の活動が開始されて3年余り経過しているが,発足の直接のきっかけとなったのは,その前年に神経内科が開設され,慢性神経疾患患者の退院後のアフターサービスと,そのための継続医療システムづくりの必要性が提起されたことによる.当院では,脳血管障害を主とするリハビリテーション部門もあり,退院後の医療のあり方について,リハビリ部門のスタッフから退院患者のフォローについて問題提起がなされていた時期でもあり,‘継続医療室’が発足して具体的な活動が始められた.
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