特集 高齢者と運動
地域社会における高齢者の健康と運動
石田 健司
1
,
下保 訓伸
2
,
清水 隆
2
,
山本 博司
1
,
松林 公蔵
3
,
川村 博文
1
,
伊藤 健一
1
,
山本 昌樹
1
Ishida Kenji
1
1高知医科大学リハビリテーション部
2高知医科大学整形外科学教室
3高知医科大学老年病科学教室
pp.390-396
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104557
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高齢になると,一般的に運動能力の低下と身体運動量の減少が起こる.この低活動性は,高齢者の心身の健康を阻害する重大な1要素として認識され,運動の重要性が唱えられている.今回,地域における高齢者の健康管理を行ううえで,運動の果たす役割と効果について検討した.また,第1部において,われわれが高知県のある山間部で行った検診結果を報告するとともに,骨粗霧症の予防に関する運動の意義について考察した.次に第2部において,地域社会における運動の役割について,特に廃用症候群,過用症候,誤用症候について考察した.
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