Japanese
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特集 外来理学療法の再検討
外来通院の物理療法の再検討
Outpatient Physical Therapy Reconsidered: Reconsideration of Outpatient Treatment with Physical Modalitities
谷内 幸喜
1
,
高木 清志
1
,
村吉 政輝
1
,
新膳 由美子
1
,
河崎 政治
1
,
井上 理歩子
1
Kouki TANIUCHI
1
,
Kiyoshi TAKAGI
1
,
Masateru MURAYOSHI
1
,
Yumiko SHINZEN
1
,
Masaharu KAWASAKI
1
,
Rihoko INOUE
1
1伊予病院リハビリテーション部理学療法科
1Department of Physical Therapy, Iyo Hospital.
pp.312-316
発行日 1995年5月15日
Published Date 1995/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104282
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Ⅰ.初めに
当院は,リハビリテーション専門医2名を含み,整形外科と理学診療科とを併設していることもあり,疼痛・疾患の慢性化・不定愁訴症候群などを呈した外来通院患者が絶え間無い.また,このような患者に対する理学療法は,理学療法士の技術・知識だけでなく,心理面・精神面の対応もより必要であることは言うまでも無い.したがって,病院の経営理念とも相重なり,少ないマンパワーでの日々の訓練は,入院患者への対応が精一杯となり外来通院患者はどうしても物理療法に頼らざるをえないのが現状である.
そこで今回,外来通院患者の理学療法を見直す意味で,特に,物理療法施行患者を選出し,患者の疾患・処方目的・診療形態・通院実態を示し,理学療法士がどのように関わっているのかなどを分析し,外来物理療法患者の適切な実施システムを提示していきたい.
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