Japanese
English
特集 疼痛
肩関節周辺の疼痛の評価
Pain: Assessment of Shoulder Pain
山口 光國
1
,
遠藤 優
1
,
福井 勉
1
,
大野 範夫
1
,
入谷 誠
1
,
山嵜 勉
1
,
筒井 廣明
2
Mitsukuni YAMAGUCHI
1
,
Masaru ENDOH
1
,
Tsutomu FUKUI
1
,
Norio OHNO
1
,
Makoto IRITANI
1
,
Tsutomu YAMAZAKI
1
,
Hiroaki TSUTSUI
2
1昭和大学藤が丘リハビリテーション病院リハビリテーション部
2昭和大学藤が丘リハビリテーション病院整形外科
1Department of Rehabilitation, Fujigaoka Rehabilitation Hospital, Showa University.
2Department of Orthopedic, Fujigaoka Rehabilitation Hospital, Showa University.
pp.161-167
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104237
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Ⅰ.初めに
肩の運動は,単一の関節によりコントロールされているのではなく,幾つかの解剖学的,機能的関節がそれぞれの役割を果たし,相互に関係しながら一つの関節複合体(shoulder complex)としてコントロールされている.
その中でも,肩甲上腕関節・第二肩関節を合わせた広義の肩関節で遂行される機能は特に重要となる.またこの部位は障害を受けやすく,疼痛出現の頻度も高く臨床上問題となることが多い.今回は,この広義の肩関節に生じる疼痛を中心に,その病態および原因を取り上げ,それぞれに応じた評価の選択,および手技,方法の実際について文献的考察を含め紹介する.
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