学会印象記 第28回作業療法学会
小さな会場で大きな学会をみた
佐藤 峰善
1
1秋田大学医学部附属病院整形外科
pp.646-647
発行日 1994年9月15日
Published Date 1994/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104096
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去る6月15,16,17日の3日間に秋田市文化会館で行なわれた第28回日本作業療法学会に参加することができましたので,その印象を簡単に報告します.
本学会のテーマは「分化と統合」でした.「様々な研究会が設立され,専門的な研究がなされてきているが,作業療法として押さえておくべきものは何か,また生涯教育の中で何が自分たちに必要かを知りたい.そんな思いから…」と,関賢氏は学会誌の編集後記で述べていました.
私は本学会に初めて参加したのですが,ここ秋田では30名にも満たない理学療法士会員で第17回日本理学療法士学会を開催したエピソードを聴いて知っているため,本学会では声援の気持ちを含みながら会場に足を運びました.会場そのものは最近のビッグイベントを開催するには多少小さい印象がありますが,その分,受付周辺は終日参加者で埋まっていると思われるほど活気がありました.
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