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特集 脳卒中リハビリテーションプログラムの各段階に応じた理学療法
都市型リハビリテーション専門病院における脳卒中プログラムと理学療法
Physical Therapy Programs Corresponding to Different Phases of Stroke Rehabilitation: Rehabilitation and Physical Therapy for Stroke in a Urban Rehabilitation Hospital
野尻 晋一
1
,
山永 裕明
1
Shinichi NOJIRI
1
,
Hiroaki YAMANAGA
1
1熊本機能病院総合リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation, Kumamoto Kinoh Hospital.
pp.82-87
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103929
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Ⅰ.初めに
脳卒中のリハビリテーションは,病院での訓練室内のみでのリハビリテーションで良しとする時代は終わり,保健,医療,福祉の連携による在宅ケアまでかかわることが当たり前とされる,包括リハビリテーションの時代となった.
熊本機能病院でも脳卒中のリハビリテーションは従来の病院でのリハビリテーションのみの考え方では対応できないとの認識に立っている1).よって病院併設の老人保健施設清雅苑が地域リハビリテーションの核としての役割を担うことにより,訪問看護,訪問リハビリテーション,デイケア,ショートステイを通じ在宅ケアを推進している.脳卒中リハビリテーションプログラムも,在宅ケアシステムの一連の流れ2)(図1)の中に段階的に組み込まれているのが当院の特徴である.この基本的枠組をふまえて以下,与えられたテーマについて述べることにする.
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