学会印象記
第18回運動療法研究会/第8回リハ工学カンファレンス
辻下 守弘
1
,
大津 慶子
2
1高知医科大学附属病院理学療法部
2東京都立医療技術短期大学
pp.38
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103911
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われわれ理学療法士にとって技術体系の根幹である運動療法を主題とする第18回運動療法研究会が,鹿児島県の鹿屋体育大学水野講堂で開催された.開催期日は,1993年7月10日(土)であり,この1日間で29題の一般演題発表と「中高年者の運動処方」というテーマのシンポジウム,そして,川崎医療福祉大学の小野三嗣氏による「運動適応の加齢変化と,その種々相について」と題する特別講演が行なわれた.
この研究会において,運動療法はリハビリテーション医学の領域を越えて,保健医療全般に対する治療手段として位置付けられており,幅広い分野の研究報告が行なわれ興味深いものであった.したがって,参加者も理学療法士などのリハビリテーション医学関係者だけでなく,内科,整形外科などの一般臨床医や体育科学,あるいは基礎医学や医療福祉工学など多領域の専門家が集まり,熱気あふれる討論が行なわれた.
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