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編集後記
鶴見 隆正
pp.874
発行日 1993年12月15日
Published Date 1993/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103901
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近年,脳性麻痺児の施設入所が減少し,外来通園で理学療法を受ける児が増加しています.このため理学療法士が児の日常生活に直接ふれる機会が少なくなっており,ともすれば脳性麻痺児の理学療法は筋緊張のコントロール,随意運動の促通といった運動機能獲得のテクニックに重きを置く傾向にあります.しかし,児の成長に伴い当然身につけなければならない食事,排泄,更衣動作の生活指導は児の社会生活を保障することに繋がってくるだけに,療育の理念を基本にした取り組みが必要となります.そこで第27巻の最終号の特集は「脳性麻痺児の生活指導」としました.
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