学会印象記 第27回日本作業療法学会
作業療法,作業療法士への認識を新たにした
宮前 信彦
1
1千葉県千葉リハビリテーションセンター
pp.702
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103846
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日本中を魅了した皇太子・雅子妃のロイヤル・ウエディングの熱い余韻が残る6月10日は朝から素晴しい晴天に恵まれた.第27回日本作業療法学会(6月10日,11日の2日間の会期にて.なお9日の夜には,教育セミナーが開催された.)は千葉県千葉市幕張新都心ににそびえる海外職業訓練協力センター(OVTA)をメイン会場に行なわれた.私は幸にして初めて本学会に参加する機会を得たので,その内容の一部と印象を簡単に紹介させていただく.
本学会のメインテーマは作業療法の過去から現在に焦点を当て,特別企画「原点からのメッセージ;私たちが築くべきもの」であった.草創期,過去30年前の原点に立ち戻りそれ以前の作業療法がどのようなものであったか,その後どのように現在の作業療法を確立してきたのが,それぞれの専門の立場からそれぞれの語り口で話された.
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