Japanese
English
講座 障害者・高齢者のための住宅・1
住宅設計の基本
Housing for the Aged and Disabled. 1: Basic concept on planning housing for the Handicapped
野村 みどり
1
Midori NOMURA
1
1東京都立医療技術短期大学一般教養科
1Tokyo Metropolitan College of Allied Medical Sciences.
pp.480-485
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103551
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I.住宅改造システム整備と建築言語(図面)の理解
高齢者・障害者の自立を促し,その多様なニーズに合った住宅改造を円滑かつ効果的に実施するためには,高齢者・障害者のリハビリテーションを援助する理学療法士,作業療法士,医師,保健婦,看護婦,ソーシャル・ワーカー,ホーム・ヘルパーなど医療・保健・福祉職が,建築分野の専門家と連携協力して,住宅改造にかかわる問題発見,生活環境調査の実施,補助制度の活用,改造内容の検討・決定・実施・評価・修正,フォロー・アップを行なうためのシステムを整備・構築することが重要課題と思われる注1.住宅改造に関する取り組みの中で,各職種の役割を明確にし,その協力・連携を促し,職種を越えた役割の補完をも可能にすることが求められる.このためには,養成教育機関における教育・研究体制,関連する補助制度,補助器具センターの整備など多方面からの取り組みが求められている1,2).
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