学会印象記 第25回日本作業療法学会
圧巻,特別講演―人間作業モデルに基づき,作業療法の理論的位置付けを提示
星 文彦
1
1北海道大学医療技術短期大学部
pp.722-723
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103375
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1991年6月12・13・14日の3日間にわたり,第25回日本作業療法学会がライラックが満開の札幌において,1,000名以上の参加者と演題数305題という過去最大の規模で盛大に開催された.会場は,札幌市教育文化会館と北海道厚生年金会館を使用し,AからJまでの10会場が設けられ,教育講演,レセプション,特別講演,シンポジウム(2題),学会長講演,フォーラム,一般演題と盛りだくさんの構成であった.一般演題は口述発表,ポスター発表,ビデオ発表,学術展示の各形式で活発な討議が為された.昨年同会場で第25回日本理学療法士学会が開催されたことはまだ記憶に新しく,両者とも第25回という節目の学会であったことには感慨深いものがある.
私は,理学療法士になり15年になるが,初めて日本作業療法学会に参加した.今までなかなか参加する機会が無かったが,札幌で開催されるということでぜひ参加しようと思っていた.また,節目の学会として作業療法の過去・現在・未来を垣間見られるのではと期待して参加した.
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