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編集後記
鶴見 隆正
pp.72
発行日 1991年1月15日
Published Date 1991/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103195
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1991年新春明けましておめでとうございます.本年も読者の皆様の御健勝御活躍を編集子一同心から祈っています.
さて,創刊から数えて25年目の新年号の特集は,脳卒中の回復期以降の理学療法です.脳卒中の理学療法は診療報酬においても発症後3か月の早期加算や6か月の期間区分が新設されるなど,運動機能の回復が著しい急性期から回復期に重点が置かれすぎている感があります.しかし,むしろリハビリテーションの理念からすれば,回復期以降が重要で社会生活に向けてのさまさまな理学療法アプローチをしてこそ,理学療法の真髄と言えます.それには回復期以降の身体機能をどのようにとらえ,如何に目標を立て,どのような理学療法を選択するかの判断が求められています.
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