特集 はたらく理学療法士の動機づけ
理学療法士の動機づけ
1.筑波記念病院での例
斉藤 秀之
1
Hideyuki Saitou
1
1医療法人社団筑波記念会筑波記念病院リハビリテーション部
pp.979-982
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102620
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はじめに
本特集は,給料が上がらず明るく見えない将来展望を「何らか」の力で維持・向上すべきであろうと悩んでいる若い理学療法士が多いという現状から企画されたようである.読者の不安を期待に変えるべく,「動機づけ」に着目し,そのヒントを実践事例として紹介することが,本稿での筆者の役割である.
多様化する社会や職場,組織において「動機づけ」を見出し,維持することは,容易なことではないかもしれない.しかしながら,プロフェッションである理学療法士にとって,理学療法士に手を差し伸べてほしいと思っているクライアントに接することが「動機づけ」の本質である.筆者自身にとって,「動機づけ」という言葉は,あまり好んで使用する言葉ではないため内容に難渋したが,自分自身の経歴を紹介しつつ,「動機づけ」という側面から論じたい.
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