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編集後記
内山 靖
pp.1098
発行日 2003年12月15日
Published Date 2003/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102460
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早いもので,今年も師走となりました.今年最後の特集は「注意」の障害に対する理学療法です.
好評のため,3年目の継続が決まった1ページ講座の理学療法用語で,本年8月号(Vol37 No8,p683)に弊誌の編集委員でもある網本和先生が注意障害について解説されています.それによれば,生理学的な注意とは,「脳が環境のある一面に集中するために,外来の感覚情報をふるいにかける選択の過程」としています.注意には集中と選択の2側面があり,集中には覚醒と持続の要素があり,選択には選択と分配の要素があるとされています.本特集と併せてお読みいただくことで一層理解が深まることと存じます.
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