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編集後記
鶴見 隆正
pp.176
発行日 2003年2月15日
Published Date 2003/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102428
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第37巻2号特集「整形外科疾患のクリティカルパス」をお届けします.
医療技術の高度化や人口の高齢化に伴い国民医療費が増大するなか,限られた財政で質の高い医療をいかに効率的に国民に提供するかが問われています.行政サイドは医療制度改革や診療報酬改正などの政策面から,また医療サイドは最新の医療技術の開発,EBMに則した最適な医療の実施など,様々な取り組みが行われています.その手段の一つとしてクリティカルパスの活用が注目され,在院日数の短縮化や効果的で標準的な治療プログラムの実施を目的に理学療法の臨床場面にも早くから導入されています.昨年の日本理学療法学術大会では,脳卒中,整形外科疾患,循環器疾患に関する10演題が報告されました.
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