特集 チーム医療における理学療法士の役割
急性期のチーム医療と理学療法士
高倉 保幸
1,2
,
國澤 洋介
2
Yasuyuki Takakura
1,2
1埼玉医科大学保健医療学部理学療法学科
2埼玉医科大学総合医療センターリハビリテーション科
pp.921-926
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102109
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はじめに
まず,はじめに急性期の定義を確認しておきたい.ここでいう急性期とは急性期病院に入院している時期ではなく,疾患による一次的な病態の発現や進行が急速に起こっている,あるいは起こる可能性が非常に高く(病態が安定していない),疾患に対する対応や全身管理を必要とする時期とする.つまり,急性期病院でも疾患の進行が止まれば急性期のチーム医療ではなくなり,回復期病棟に入院中であっても疾患の再発などが起これば急性期のチーム医療を必要とする.以下,この定義に従って書き進めていく.
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