特集 これからの理学療法
理学療法の効果判定に適切な具体的指標は―関節可動域
板場 英行
1
Hideyuki Itaba
1
1高知医療学院
pp.52
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101585
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臨床評価指標は,臨床で活用する評価のあるべき方向性・視点と機能程度を具体的に表示し,理学療法の治療効果の判断根拠となるものである.臨床評価指標が具備すべき要件として,①目的に応じて的確に標準化された内容で,対象者に安全に適用できるもの,②評価項目の内容は量的・質的に科学的検証がなされ,検者内間信頼性,妥当性,感受性,特異性に優れているもの,③評価時間,評価技術,使用器具による較差がなく,評価の実施条件に制限がないことの3点が挙げられる.
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