特集 これからの理学療法
理学療法の効果判定に適切な具体的指標は―呼吸
眞渕 敏
1
Satoshi Mabuchi
1
1兵庫医科大学病院リハビリテーション部
pp.47
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101580
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呼吸障害に対する理学療法に目を向けてみると,呼吸理学療法は施術者の経験的側面の影響が強く,その効果について科学的根拠が不十分であるという批判が少なくない.しかし,臨床現場において,多くの医療者が,その効果を認識していることも周知の事実である.本法が有効な病態は限られており,その適応を明確に絞り込むことに難渋するが,急性呼吸不全と慢性呼吸不全における効果判定に必要な指標について,私見を述べさせていただく.
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