特集 大量養成時代に求められる教育
[座談会]大量養成時代に求められる教育のあり方
福井 勉
1
,
青木 一治
2
,
村永 信吾
3
,
塩中 雅博
4
,
高橋 正明
5
1文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科
2名古屋学院大学人間健康学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
3亀田メディカルセンター
4株式会社誠和医科学
5群馬パース大学保健科学部理学療法学科
pp.5-16
発行日 2009年1月15日
Published Date 2009/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101325
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高橋 本日は,「大量養成時代に求められる教育のあり方」をテーマに,理学療法学教育をめぐる現状を分析し,今後,理学療法士界が発展していくために何をすべきかという視点で話を進めて行きたいと思います.
近年,特に2002年以降,理学療法士養成校の急増に伴って,入学定員数は毎年約1,000人ずつ増加し,2006年には年間の総定員数が1万人を突破しました.2008年からはその増加率は少し緩みつつあるようですので,18歳人口の増加率を鑑みても,これ以上大幅に増えるということはないと思われますが,今後しばらくの間は,年間に約1万人のペースで理学療法士が増え続けることになります.その意味で,本日のテーマでは「大量養成時代」と表現しています.
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