特集 理学療法の展望2006
第Ⅱ部 理学療法の発展と課題
理学療法部門のマネジメント
渡辺 京子
1
,
西潟 央
2
1亀田メディカルセンターリハビリテーション事業管理部
2亀田総合病院リハビリテーション事業部
キーワード:
管理運営
,
労務管理
,
BSC(balanced score card)
,
部門の活性化
Keyword:
管理運営
,
労務管理
,
BSC(balanced score card)
,
部門の活性化
pp.1210-1211
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100737
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処方,評価,リハビリテーション(以下,リハ)目標設定,理学療法(以下,PT)プログラム立案,治療という流れは従来と変わらないが,社会全体に患者中心の医療サービス提供や医療の質が求められ,病院においては在院日数の短縮,患者・家族および医療チームと策定したリハ総合実施計画書の作成,説明と同意が必須となった.2006年4月の改定では単位数は緩和されたが,疾患別の治療期間の上限や診療報酬の差別化などにより,リハ部門の収益が病院経営に影響を及ぼすようになった.さらにIT 導入による電子情報の躍進の一方で個人情報保護法制定など,PT を取り巻く医療環境は厳しくなっている.また養成校の増数に伴い療法士不足は緩和されたが,臨床実習受け入れ学生数の増加,職場においては経験年数の少ない職員が大半を占めるようになり,新人やキャリアアップの教育,後継者の育成などの人材教育を含めた部門管理が重要になってきている.
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