講座 理学療法士の卒前教育・1【新連載】
日本における理学療法士教育の歴史的変遷
乾 公美
1
Inui Kimiharu
1
1札幌医科大学保健医療学部
pp.77-85
発行日 2007年1月15日
Published Date 2007/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100639
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はじめに
1963年(昭和38年),当時の東京都北多摩郡清瀬町にあった国立療養所東京病院に,日本初の理学療法士・作業療法士養成校としてリハビリテーション学院(以下,清瀬リハ)が創設された.以来44年,わが国の理学療法は,医療の高度化や少子高齢化社会の到来など社会情勢の変化と共に発展を続け,今日に至っている.日本理学療法士協会のホームページによると,2006年(平成18年)4月1日現在の全国の理学療法士養成校数は,学生募集停止校12校を含め208校,入学者定員は10,267名を数えている1).特にこの数年,大型化した新設校が激増している.本稿では,わが国における理学療法士養成の歴史と指定規則の変遷について述べる.
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