文献抄録
神経絞扼の徴候による慢性肘外側疼痛患者のための検査と介入
山田 稔晃
1
1西日本リハビリテーション学院
pp.509
発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100508
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外側肘疼痛にはいくつかの原因がある.一般的な外側上顆炎では使いすぎにより短橈側手根伸筋腱が最も影響を受けやすい.その他の原因にはC5-6,C6-7での問題や腕橈関節症による機能障害,また,深部の橈骨神経絞扼を伴う橈骨管症候群(RTS)がある.
Prasartrithaらによる屍体検体において,Frohseのアーケードでよく発達した線維アーチも持つ者があり,このことは線維性組織がこの部位での神経絞扼の理由であることを示した.
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