学会印象記
―第41回日本理学療法学術大会―Potentialityを探り,Outcomeを検証し,Quality再考へ
明日 徹
1
1麻生リハビリテーション専門学校
pp.666-667
発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100373
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赤城山,国定忠治,やきまんじゅう,などで有名な上毛の国,群馬県前橋市のグリーンドーム前橋にて,平成18年5月25~27日までの3日間,「理学療法の可能性」というテーマで第41回日本理学療法学術大会が開催されました.昨今の診療報酬・介護報酬改定により,理学療法士への強烈な逆風といわれる風潮の中で,様々な方向・領域から理学療法の可能性を探る非常に印象深い学術大会でした.
大会長基調講演
内山 靖大会長の基調講演は,学術大会のテーマである「理学療法の可能性」の“可能性”について“possibility”と“potentiality”という用語の説明から,本学術大会のテーマが“potentiality”を意味するものであることを非常に分かりやすく,かつ今後の理学療法(士)のあるべき方向性を学術的・職能的視点からご講演いただきました.なかでも卒前教育について,problem based learningに基づいた講義の展開方法を提示され,今後の若い理学療法士育成に対しての可能性について提言された内容は,同じ教育関係に携わるものとして感銘を受ける内容でした.
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