あんてな
介護予防研修会の実施
金谷 さとみ
1
1社団法人日本理学療法士協会介護保険部
pp.312-313
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100336
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介護予防研修会の概要
2000年に始まった介護保険制度は,2006年の改正により,予防重視型のシステムへと転換された.要介護認定を経て,それまでの要支援と要介護1の一部は要支援1・2に区分され,新予防給付の対象となった.また,地域支援事業を創設し,要支援・要介護になるおそれのある高齢者を対象として,介護予防サービスを行うことが制度の中に位置づけられた.前者は重度化を予防し,後者は要支援,要介護状態にならないよう予防することを目的としている.このような流れの中で,地域高齢者の生活機能の維持・向上を支援していく専門職として,理学療法士の活躍する場が広がっている.
日本理学療法士協会では,介護予防への取り組みの1つとして,2005年度より「介護予防研修会」を企画し,現在までに計4回開催している.この研修会は,地域の介護予防事業の計画や実践の際に求められる“即戦力”としての理学療法士を養成することを目的としており,2006年度は東京会場で8月3日(木)~5日(土),大阪会場で11月23日(木)~25日(土)の日程で行われた.
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