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文献抄録
モビール課題における満期産児と早期産児の能力:学習と記憶について
The performance of infants born preterm and full-term in the mobile paradigm:learning and memory
植木 琢也
1
1横浜市立脳血管医療センター
pp.561
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100121
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背景と目的:満期産児では月齢3~4か月までに,モビール課題(児の足がモビールに繋がれており,kickingに応じてモビールが動くようになっている)において学習および記憶の能力が認められる.一方で早期産児は将来的に学習や運動に障害を残す危険性があるが,早期における学習と記憶の能力についての知見は少ない.この研究の目的は①モビール課題における満期産児の学習と記憶の能力を,コントロール群との比較により実証すること②同課題における早期産児の学習と記憶の能力を明らかにすることである.
対象:実験群として満期産児10名および早期産児(在胎週数33週未満,出生時体重2,500g未満)10名.コントロール群として満期産児10名.各群の平均日齢は103.6日~109.3日(早期産児は修正日齢)で群間に差はなく,視覚障害や整形外科的疾患を有する児は含まなかった.
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